ブリヂストン、ロシアの工場停止へ 現地従業員への給与支払いは継続

渡辺淳基
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 タイヤ大手ブリヂストンは14日、ロシア国内でのタイヤ生産と、ロシアに向けたタイヤの輸出を当面の間停止すると発表した。「事態を慎重かつ総合的に熟考した結果」としている。ウクライナ侵攻でロシアに対する経済制裁や米欧企業のロシア排除の動きが広がるなか、事業の継続が難しいと判断したもようだ。

 同社は三菱商事と合弁で現地法人を設け、2016年からロシア西部ウリヤノフスク市の工場で乗用車用のタイヤをつくってきた。生産能力は年240万本。ロシア国内や近隣諸国に供給していた。ロシア事業の売上高はグループ全体の2%弱だった。

 工場の稼働を18日までにすべて止めるが、現地従業員への給与の支払いは続ける方針という。

 同社はまた、ウクライナ支援のためグループ全体で約5億円の寄付をすると発表した。このうち、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を通じては250万ユーロ(約3・2億円)を寄付する。渡辺淳基