ウクライナに侵攻したロシアに対し、欧米が矢継ぎ早に厳しい制裁を打ち出している。だが、ウクライナに降伏を要求するプーチン大統領の強硬姿勢に変化は見られない。果たしてプーチン氏に制裁は効くのか。北朝鮮への制裁をめぐる2017年のプーチン氏の発言を振り返ると、容易ではないことが浮かび上がる。
「小さな国々は、独立と主権を守るためには核兵器を持つ以外の方法がないと考えている」
プーチン氏は17年6月、サンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムの討論でこう述べ、北朝鮮の核・ミサイル開発に理解を示した。
この年3月、北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)を念頭に置いた大出力エンジンの地上燃焼実験に成功。7月にはICBMの発射、9月には水爆の実験にも成功したと発表した。
国連安全保障理事会が制裁拡大を決議するなど国際社会は危機感を深め、北朝鮮への圧力を強めていた。
北朝鮮への理解、プーチン氏流で
だが、プーチン氏は、武力で…
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