「おじいちゃんの甲子園」4年ぶり聖地で 「球爺」の要望活動実った

篠原大輔
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 今年11月に開催予定の60歳以上の男性による軟式野球大会「第6回おじいちゃんの甲子園大会」(主催・日本生涯還暦野球協会=事務局・奈良県宇陀市)が、4年ぶりに兵庫県西宮市阪神甲子園球場で開かれることになった。

 大会の発起人である同協会の寺岡稔理事長(77)は、第2回大会が初めて甲子園球場で開催されてからの3年あまり、毎月のように球場側へ再開催を要望してきた。「甲子園でやれるとなると、盛り上がりが違いますからね。世の中の人たちに還暦野球を知ってもらう大きなチャンスになる」。寺岡さんの鼻息は荒い。

 甲子園球場が使えるのは11月29日だけ。前回同様、その日を開幕日にして、開会式と1回戦全試合の途中までを甲子園球場で、2日目からは神戸市内の2球場を使い、1回戦の続きから始める予定だ。裾野が広がった分、出場チーム数は4年前の16より増える。寺岡さんは「26チームまでなら、1回戦の冒頭30分程度は全チームが甲子園の土を踏めます」と話す。

 球児ならぬ「球爺(じい)」たちの“冬の甲子園”がやってくる。(篠原大輔)

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