女性や若者の自殺、コロナ前に戻らず高止まり 厚労省発表の確定値

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久永隆一
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 コロナ禍で女性や若者の自殺が増える傾向が続いていることが、厚生労働省が15日公表した2021年の自殺者数(確定値)で明らかになった。女性は前年比0・6%(42人)増、年代別には20代が同3・6%(90人)増で、いずれも2年連続での増加となった。

 21年の自殺者数全体は、前年より74人少ない2万1007人で2年ぶりに減少。男性は1万3939人(前年比116人減)で12年連続で減った。一方、女性は7068人で、20年に前年比15・4%(935人)と急増してから、高止まりの水準となっている。

 また、年代別にみると、20代は21年に同3・6%増の2611人だった。20年に同19・1%(404人)増えており、コロナ禍前と比べて厳しい状況が続く。

 人口10万人あたりの自殺者…

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