ここで会ったが5年ぶり 金星を逃しても宇良「本当にうれしい」

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 大相撲春場所3日目は15日、結びの一番で宇良が横綱照ノ富士に挑んだ。

 軍配は宇良に上がった。「金星か」。地元大阪のファンがわいた。

 宇良は立ち合いから防戦一方になった。何とかまわりこみながらかわそうとしたが、押し出された。ただ、照ノ富士の右足も土俵の外についていた。行司は照ノ富士が先に出たと判断した。

 物言いがつき、俵の上で粘る宇良の右かかとが先についていたと判定は覆った。

 金星はならなかった。

 宇良は取組について、「ちょっと、あがりすぎたんじゃないですかね」と振り返った。

 大阪府寝屋川市出身で、京都の鳥羽高校、兵庫の関学大を卒業。春場所は思い入れの深い場所だ。だが、大阪のファンの前で相撲を取るのは5年ぶり。ここ2年は新型コロナウイルスの影響で大阪での有観客開催はなく、その前の2年間は自身が大けがを負って出られていなかった。

 宇良が横綱を相手に見せ場十分の相撲を見せたことで、会場は盛んな拍手に包まれた。「本当にうれしいことですね」。いつものような穏やかな表情を見せた。