原油市場安定へUAEと連携確認 首相、積極的な資源外交の一歩?

岸田政権

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 岸田文雄首相は15日、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国のムハンマド皇太子と電話協議をした。協議後、首相は記者団に「原油高騰の対応について意見交換した。石油輸出国機構(OPEC)のメンバーとしてUAEにさらなる積極的な貢献を働きかけた。国際原油市場の安定化のための連携を確認した」と述べた。UAEは9日、OPECに増産を働きかける意向を表明している。

 ロシアのウクライナ侵攻による原油高騰を受け、日本などの消費国はOPECに大幅増産を求めている。首相は13日、「資源外交を積極的に展開する」と、中東産油国に増産を働きかける意向を示していた。

 UAEは国連安全保障理事会非常任理事国だが、2月25日にあった安保理でのロシア軍の即時撤退を求める決議案の採決では、棄権に回った。首相は協議後、「UAEは安保理決議では棄権したが、総会決議では賛成している。そういったUAEの立場も踏まえて、今後緊密に連携していくことを確認した」と述べた。