ロシア政権、情報統制にほころび 「身内の反乱」じわじわと反戦の声

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 プーチン政権の支配下にあるロシア国営テレビで、生放送中に職員が戦争反対を訴えた。政権は情報統制を強めて侵攻の事実を国民に隠してきたが、反戦の声を抑え込めてはいない。真実が徐々に国民に届けば、政権を足元から揺さぶる可能性もある。

 「NO WAR(戦争反対)。戦争を止めて。プロパガンダを信じないで。ここではあなたにウソをついている。RUSSIANS AGAINST WAR(ロシア人は戦争に反対だ)」

 モスクワ時間の14日午後9時半過ぎ(日本時間15日午前3時半)、国営テレビを代表する「第1チャンネル」の夜のニュース。欧米諸国の対ロシア経済制裁について伝えていた看板アナウンサーの右後ろに突然、若い女性が現れ、手書きの紙をかざした。

 女性は「戦争を止めて」と声をあげ、紙がアナウンサーの陰に隠れないよう右に左に動く。

 アナウンサーはその声をかき消すように正面を向いたまま声を張り上げた。この間、わずか7秒。画面はアナウンサーがニュースを読み終わらないうちに関係のない病院からの映像に切り替わった。

 女性はのちに第1チャンネルの編集者マリーナ・オフシャニコワさんと判明する。いわば「身内の反乱」だった。

 国営テレビ・ラジオ会社下の…

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