ロシア地上軍の進展「全くない」キエフ郊外から砲撃続く 米国防総省

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ワシントン=高野遼
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 米国防総省の高官は15日、「目的達成に向けたロシア地上軍の進展は、限定的か全くない」との見方を示した。ただ首都キエフはロシア軍による長距離の砲爆撃を受け続けており、住宅地などで民間人の被害が拡大している。

 キエフに向けては、ロシア軍の地上部隊が複数の方向から包囲を目指して迫り、ウクライナ軍が抵抗するという構図が続いている。前進を阻まれたロシア軍は、キエフ郊外から遠距離で市内を砲撃する動きも強めている。高官は「住宅地を含む民間の標的が、遠距離から攻撃される頻度が増えている」との見方を示した。

 高官によると、キエフに向かう地上軍には15日も前進がみられなかった。北西方面の部隊はキエフ中心部まで15~20キロ地点、東方面の部隊は20~30キロ地点にとどまっている。ロシア軍が接近するキエフ東郊にあるブロバルイも、まだウクライナ側のコントロール下にある。一方で、北方面からキエフに迫る途上にあるチェルニヒウは、ロシア軍に包囲されて孤立した状況が続く。抵抗するウクライナ軍は、外部からの補給路の確保に努めているという。

西部での新たな攻撃、確認なし

 ほかの地域でも、ロシア軍に…

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