ロシアTVで反戦掲げた女性、罰金刑で釈放か 国連「懲罰与えるな」

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ニューヨーク=藤原学思
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 ロシア国営テレビの生放送で、反戦を訴えるメッセージを掲げた女性編集者が拘束されたとみられる問題で、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のシャムダサニ報道官は15日、「表現の自由を行使したことで、いかなる報復も受けないと保証することを求める」と語り、ロシア当局に対し、懲罰を与えないように求めた。

 AP通信などによると、この編集者は「第1チャンネル」のマリーナ・オフシャニコワさん。14日の同局での生放送中に「戦争反対 プロパガンダを信じるな」などと記された紙片を持ち、カメラに映り込んだ。その後、オフシャニコワさんは当局に拘束されたとみられていたが、15日にモスクワ・オスタンキノ地区の裁判所にいたことが、関係者のSNSへの投稿で判明していた。

 英ガーディアン紙によると、オフシャニコワさんは地元の裁判所から3万ルーブル(約3万円)の罰金刑を言い渡され、釈放されたという。

 同紙によると、オフシャニコ…

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年3月16日10時38分 投稿
    【視点】

    報道の自由の大切さをかみ締める日々です。1994年にエリツィン政権がチェチェンへの侵攻を始めたときは、独立系のテレビ局NTVが経験の浅い若いロシア兵が無残に死んでいく様子を連日報道。母親たちによる反戦運動のうねりが政権を揺るがしました。