フランス、2年前までロシアに武器輸出 「侵攻で使用の可能性」報道

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パリ=疋田多揚
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 調査報道を手がけるフランスのNGO「ディスクローズ」は14日、フランスが2年前まで最新鋭の武器をロシアに輸出し続けていたと報じた。欧州連合(EU)は2014年、ウクライナ南部のクリミア半島をロシアが侵攻して併合した際、ロシアへの武器輸出を禁止する制裁を導入したが、フランスはその後も売り続けた。同NGOは、武器の一部は現在のウクライナ侵攻に使われている可能性があると指摘している。

 マクロン大統領は15日、ロシアへの武器輸出について「国際法にのっとったものだ」と記者団に述べ、問題はないとの認識を示した。フランス国防省によると制裁が導入される14年より前に結ばれた契約は対象外だったため、フランスは輸出を続けたという。

 調査報道機関であるディスクローズはフランス国防省の機密資料を入手。14日に公開した資料には、15年以降、ロシア軍の軍用車両や戦闘機に搭載する熱感知カメラや赤外線センサーなどが輸出されたことが記されている。いずれもフランス政府が承認した。15~20年のロシア向けの武器輸出は76件、総額は1億5200万ユーロ(約193億円)に上る。

 熱感知カメラは夜間でも10…

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