斎藤佑樹さん、バーチャル高校野球で活動始める 球児や指導者へ取材

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 プロ野球北海道日本ハムファイターズを昨季限りで引退した斎藤佑樹さん(33)が17日、朝日新聞社と朝日放送が運営する高校野球情報サイト「バーチャル高校野球」のフィールドディレクター(FD)に就任した。

 両社が同日、発表した。

 全国の高校を取材に訪れ、球児の取り組みや指導者の考え、現場が抱える課題などをリポートする。

 斎藤さんは早稲田実西東京)のエースとして2006年夏の第88回全国高校野球選手権大会で決勝に進出。駒大苫小牧(南北海道)との延長15回引き分け再試合を制し、全国制覇を遂げた。

 早稲田大をへて10年秋のドラフト会議で1位指名を受けて日本ハムに入団。11年間で15勝(26敗)を挙げ、昨季限りで現役を退いた。

 FD就任に際し、「これまでお世話になった野球界に恩返しをするため、バーチャル高校野球に取材者として参加することになりました。全国の高校を巡り、球児のみなさんや指導者の方の取り組みを伝えることで、次の100年の高校野球の歴史を一緒に作っていけるように頑張ります」とのコメントを出した。

 斎藤さんは引退後は「高校野球に向き合いたいという気持ちをずっと持っていた」といい、取材活動を通じて、野球の未来を考えていきたいとしている。

 FDという名称には「誰かに用意された場所へ取材に行くのではなく、話を聞きたい人のもとや勉強したい場所へ、足を運んでいきたい」との斎藤さんの思いが込められている。

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 斎藤さんはFDとしての最初の取材先として、第94回選抜高校野球大会鹿児島県奄美大島から出場する大島を訪れ、「離島から甲子園へ」という夢をかなえた球児や野球部を支える地元の人たちを取材しました。

 「斎藤佑樹『未来へのメッセージ』」のタイトルで、取材動画やコラムをバーチャル高校野球、朝日新聞紙面で随時、お届けします。

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 さいとう・ゆうき 1988年、群馬県出身。東京・早稲田実高3年時に春夏連続で甲子園に出場。夏は優勝した。早稲田大では東京六大学史上6人目の通算30勝、300奪三振を記録。4年時は主将。2010年秋のドラフト会議で4球団競合の末、北海道日本ハムファイターズに入団。21年シーズン限りで現役引退。プロ通算は登板89試合、15勝26敗、防御率4・34。21年12月に「株式会社斎藤佑樹」を立ち上げ、「野球未来づくり」をテーマに活動。22年2月に高校生、大学生を指導するために必要な学生野球資格を回復した。