イラン、長期拘束の英国籍2人を解放 核協議の進展に向けた材料か

有料会員記事

飯島健太
[PR]

 イラン外務省は16日、体制転覆を企てたなどの疑いで拘束していたイランと英国の二重国籍の男女2人を解放したと発表した。一方、英国はイランに対し、長年の課題となっていた債務を返済した。イランは2人の拘束を「外交カード」とし、同国の核開発の制限をめぐる核合意についての協議で優位に立つ思惑があったとされる。今回の動きを受け、今後、協議が進展する可能性もある。

 イランの地元メディアなどによると、解放されたのはナザニン・ラトクリフさん(43)とアヌーシェ・アショウリさん(67)。2人は16日、イラン側から英当局者に引き渡され、テヘランの空港を発った。オマーン経由で英国に戻るという。

 ロイター通信の関連財団に所属していたラトクリフさんは2016年4月、イランの体制転覆を企てた容疑をかけられ、テヘランの空港で拘束。禁錮5年の判決を受けた。土木技師だったアショウリさんは工作活動に関与した疑いで17年8月にテヘランで拘束され、禁錮10年の判決。いずれも容疑を否認していた。

 一方、イランのアブドラヒア…

この記事は有料会員記事です。残り546文字有料会員になると続きをお読みいただけます。