痛みと引き換えに防いだ「ブラックアウト」 223万戸停電の舞台裏

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長崎潤一郎
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 福島県沖を震源とする最大震度6強の地震では、関東から東北地方の14都県で約223万戸が停電し、9割超の世帯は約3時間後に復旧した。震源から遠く離れた地域にまで停電が及んだのはなぜなのか。

 電気はためるのが難しく、発電量(供給)と使用量(需要)を常に一致させる必要がある。この需給バランスが崩れると、電気の品質を示す「周波数」が乱れる。東日本では周波数は50ヘルツに保たれているが、これが大きく上下すると、送電網につながるすべての発電所が連鎖的に止まり、電力会社の供給エリア全域が停電する。2018年9月の北海道地震で起きた「ブラックアウト」だ。

自動的に発動した措置

今回の大規模停電によって、経産省は「ブラックアウトという最悪の事態を防ぐことができた」といいます。そのわけを伝えます。

 今回の地震では、大きな揺れ…

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