ロシアのウクライナ侵攻で、ロシア軍による民間人への無差別攻撃が相次いでいる。16日には、同軍に包囲されてきた南東部の港湾都市マリウポリへの空爆で、避難所になっていた劇場が大破。1千人近い避難民がいた可能性があり、ロシアへの非難が強まっている。
ウクライナ検察は17日、劇場には約1千人がいて、多くは女性と子どもだったと発表した。劇場の前後の敷地には、白い大きな文字で「子どもたち」とのロシア語が記されていた。ロシア軍に空爆しないよう訴えるメッセージだったとみられる。
避難所は劇場の地下にあり、ウクライナの国会議員セルゲイ・タルタ氏によると、避難所そのものは爆撃に耐えた。一夜明けてがれきが撤去され、救助活動が続いているという。ウクライナ・メディアの「キエフ・インディペンデント」は17日、「130人の生存者が救出された」と伝えた。
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