図書館の蔵書点検、ロボットおまかせ 1日がかりの作業を数十分で

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山谷勉
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 図書館の蔵書点検をロボットにまかせる。その実用化を目指している秋田県横手市が、実証実験を公開した。蔵書に貼られたICタグ情報を読み取り、所在を確認するもので、読み取り率は99・5%だった。今後さらに改良を重ねる。

 この実験は、市とロボットメーカー、システム開発会社など4者の協定に基づくもので、3月上旬にあった。図書資料にICタグを貼り付けることで、貸し出し返却手続きの自動化や盗難防止、蔵書点検などの省力化が図られる。さらなる職員の負担軽減や、利用者への新たなサービス提供の可能性を探るための実験だ。

 実験があった雄物川図書館では、2万冊にICタグを貼り付けた。ロボットは配膳サービス用を改造したもので、幅60センチで高さ180センチ。上部の両側面に3個ずつ計6個のアンテナが付く。館内の図面を覚えさせ、移動範囲を指定すると自走する。

 実験では、アンテナ部をくるくる回転させながら、ロボットが書架の間を秒速15センチの速さですいすいと動き回り、図書のICタグ情報を読み取っていた。現在のバーコードを使っての蔵書点検だと1日がかりとなる作業を、人手なしで数十分でこなすことができるという。

 読み取り率は99・5%。書…

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