3人けが 道路陥没に鳥居倒壊も 福島県沖地震

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 福島県沖を震源とする地震が16日深夜にあり、山形県内でも中山町で最大震度5強を観測した。3市町の3人が転倒などでけがをし、道路陥没や神社の鳥居の倒壊があった。交通機関も乱れた。山形地方気象台は1週間程度、同規模の地震や土砂災害、雪崩に注意するよう呼びかけている。

 県や消防などによると、河北町の90代女性は避難しようとベッドから起き上がる際に転倒し、左足を骨折。山形市米沢市でも転倒などで負傷者が出た。

 山形市東古館の市道は、直径約7メートル、深さ約3メートルにわたって陥没。地中の農業用水管が破損して土砂が流出したためだ。

 深山神社(東根市羽入)や清池八幡神社天童市清池)では石でできた鳥居が倒壊。住宅や駅の壁や窓ガラスの破損なども確認された。

 この地震で各地の交通機関に影響が出た。

 山形新幹線は17日の始発から上下線とも運転を見合わせ、午後3時過ぎに新庄―福島間で運転を再開。福島で接続する東北新幹線では、宮城県白石市内で車両が脱線して設備点検などが続いており、福島以南との直通運転の再開は見通しが立っていない。同じく運転見合わせだったJR奥羽線や仙山線、陸羽東線なども午後3時までに再開した。

 県内の山形道や東北中央道は最長で8時間半の通行止めに。日本航空(JAL)は17日、山形―羽田便を1往復増やして対応。山交バスはコロナ禍のため運休中だった新庄・山形―東京間の夜行バスを上りは18~30日、下りは19~31日に1便ずつ運行する。

 吉村美栄子知事は、一夜明けた17日の災害対策本部で、「被害の把握に努め、応急復旧作業が必要な被災箇所については速やかな対応を進めてください」などと指示した。

 また冬季閉園を経て18日から再開予定だった遊園地「リナワールド」(上山市)は、遊具の点検のため開園を19日に延ばした。

 県内で震度5強以上を観測したのは、2019年6月の山形県沖地震以来。当時は鶴岡市で震度6弱を記録。東日本大震災では県内4市町で震度5強だった。

県内市町村の最大震度

震度5強 中山町

震度5弱 米沢市、酒田市、上山市、天童市、山辺町、河北町、最上町、高畠町、川西町、白鷹町

震度4 山形市、鶴岡市、新庄市寒河江市村山市長井市、東根市、尾花沢市、南陽市西川町、朝日町、大江町、大石田町、金山町、舟形町、真室川町、大蔵村、鮭川村、戸沢村、小国町、飯豊町、三川町、庄内町、遊佐町