岩手沖でホヤ調査中の漁船が転覆、岩手大農学部教授ら3人死亡

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 17日午後5時45分ごろ、岩手県普代村の太田名部(おおたなべ)港から北西約1300メートルの沖合で、ホヤの調査をしていた小型漁船「地洋丸」(2・9トン)が転覆していると119番通報があった。消防から連絡を受けた釜石海上保安部によると、船長の太田泰文さん(67)、普代村漁協職員の松頭貴志さん(54)=いずれも普代村=、岩手大農学部教授の後藤友明さん(54)=同県大船渡市=の3人が海上で発見され、全員の死亡が確認された。3人とも救命胴衣をつけていたという。当時、天候は荒れておらず、風も強くはなかった。

 同部によると、3人は17日午後2時ごろに太田名部港を出航。後藤さんは海洋生物資源の研究の一環でホヤの調査をしていて、太田さんと松頭さんが協力していたとみられる。同部が事故の原因を調べている。

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