「私の一票はどこへ?」 投票したのに「0票」 再確認する自治体も

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松浦祥子、井上正一郎
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 「0票になってるぞ」

 堺市美原区の山口義弘さん(77)は友人から連絡を受け、慌てて自宅のパソコンに向かった。

 2019年7月22日。参院選の投開票から一夜明け、市選挙管理委員会のホームページで同区の開票結果を見て、目を疑った。

 自身が投じたはずの比例候補の得票が「0」と表示されていたためだ。

 共産党員の山口さんは、大阪を拠点に活動する同党の山下芳生議員を長く応援してきた。13年参院選で山下議員に投票した際、山下議員の同区での得票は88票だった。それが突然、「0票」になった。

 山下議員は全国で4万8932票を得て4選を果たした。府内で約1万6700票を得たうち、大阪、堺両市の計31区と41市町村の得票で「0票」は美原区だけ。堺市のほかの6区は、いずれも100票を超えていた。

 「山下議員に投票した」という知人らと区役所へ赴き、再点検を求めた。だが、応じてもらえなかった。

 「信じられない。私の一票はどこへ行ったの?」

 公職選挙法に、こんな定めが…

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