流氷もウクライナ情勢も「影響ない」流氷の根室・花咲港にロシア船

大野正美
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 北海道根室市の花咲港に、2年ぶりに流氷が入り込んでいる。18日には、北方領土から活ウニを運んできたロシア船が、港の防波堤付近を特に厚く覆った流氷の間を縫って、出入りする姿が見られた。

 太平洋側にある花咲港は、冬でも流氷が入ることがまれな不凍港だ。流氷が入るのは、近年では2020年3月以来となる。

 ロシア船のある船員は、「この程度の流氷であれば、航行に支障がない」。また、ロシア軍のウクライナ侵攻については、「我々の生活に影響はない。ウニの持ち込みも、ふだん通りに続けている」と話した。

 同港の輸入の大部分は北方領土産からなる活ウニだ。昨年1~12月の取扱高は69億円近くに達し、輸入総額の97%を占めている。(大野正美)

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