甲南女子中・高と旧藤森家住宅の建造物10件、国登録有形文化財へ

西田有里
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 【兵庫】神戸市東灘区の甲南女子中学校・高校と、姫路市の旧藤森家住宅の建造物計10件が国の登録有形文化財に登録される見通しとなった。国の文化審議会が18日、文部科学相に答申した。

 甲南女子中・高では、1971年に建てられた茶道教室と呼ばれる茶室と、68年に建てられた西門守衛室が登録される見込み。同校では2020年4月に講堂など6件がすでに登録されており、県教育委員会によると、いずれも日本を代表する建築家の村野藤吾が設計した。茶道教室はガラス戸を取り入れたモダンなデザインが特徴だという。

 旧藤森家住宅は、姫路市の市街地に建てられた地元医師の邸宅。本館など8件が登録される見込みとなっている。県教委によると、「産殿」は本館の離れとして使われた建物で、もとは皇族の出産のために35年ごろに同市内に建てられ、その後に同住宅内に移築された。産殿が現存するのは珍しいという。

 県内の国登録有形文化財(建造物)は計747件になる。(西田有里)