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第5回尾身会長、重点措置の全面解除でも「万歳っていうわけにはいかない」

有料記事新型コロナウイルスオミクロン株

宮田裕介、市野塊、池尻和生
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 オミクロン株が急拡大した「第6波」で、感染症の専門家たちはどう対応し、政治と向き合ってきたのか。安倍・菅・岸田の3政権にわたり、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会で会長を務める尾身茂氏に話を聞いた。

 ――政府は、コロナ対応の「まん延防止等重点措置」が適用されていた18都道府県の全面解除を決定しました。専門家も政府方針を了承しましたが、病床使用率が50%超の地域もあるなかでの解除判断は妥当だったのでしょうか。

 メンバーのなかには消極的な賛成もありましたが、基本的に全員賛成しました。しかし、これはなかなか難しい判断だった。なぜかというと、感染者数や医療の逼迫(ひっぱく)度は減少してきたが、まだ高止まり状態。しかもこれから春休み、花見、歓送迎会がある。それから、オミクロン株の別系統「BA.2」の懸念もある。感染の再拡大、リバウンドが予想される時の判断でしたから。

 ――では、なぜ解除の判断となったのですか。

 今回、喜んで解除したというよりも、解除をせざるを得なかったと思っています。それには理由があります。

 まず、オミクロン株の特徴が…

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