安全だと思っていた避難所まで、ロシア軍は攻撃するのか――。ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリで、避難所として使われていた劇場が空爆された。国外に脱出する経由地となっている西部リビウの劇場で避難生活を送る人たちにも、衝撃は広がっている。
リビウ中心部にある劇場「レスクルバス」。もともと、1910年ごろに設計され、映画館、芸術劇場や大衆劇場などとして変遷を重ねてきた。普段は約100ある客席の多くが埋まる人気の劇場で、侵攻直前の2月23日までは現代劇を公演していた。3月も約20公演が予定されていた。
侵攻の翌日、支配人のオレッ…