さっそく見せた新生浦学 冷静に投手分析→バックスクリーンへ本塁打

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(19日、第94回選抜高等学校野球大会1回戦、浦和学院4-0大分舞鶴)

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 試合前、浦和学院の森大(だい)監督は選手に「バックスクリーンに打て」と話した。その通りの打撃が四回に炸裂(さくれつ)した。3番金田優太が中前に運ぶと、続く鍋倉和弘が中堅左へ三塁打。そして5番の高山維月がバックスクリーン右に放り込んだ。

 「(相手の)奥本投手の球は角度があって、最初の打席はすくってしまったので、次は上からたたこうと」と高山。甘いチェンジアップを振り切った。ダイヤモンドを1周するときは緊張して周りが見えなかったといい、「もっとゆっくり走りたかった」。

 昨夏までは短く持ってコンパクトに振る打撃がチームの特徴だったが、バットを長く持ってフルスイングするスタイルに変えた。父である森士(おさむ)前監督から昨秋に引き継いだ森大監督が目指す「新生浦学」を初戦から披露した。

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