プレーに生きる難問解く思考力 大分舞鶴の秀才、甲子園に宿題残した

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山口裕起
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(19日、第94回選抜高等学校野球大会1回戦、浦和学院4-0大分舞鶴)

 ピンチを切り抜けるたびに、拳を握った。三塁ベンチのすぐ横。左手にはめた一塁用ミットで覆うように、右手をこっそりと。

 「みんなの役に立ちたい」。そんな思いから、志願してボールボーイを務め、一番近くで仲間たちを見守った。

 チームは大分県屈指の進学校だ。「文武両道」が評価され、21世紀枠で春夏通じて初の甲子園の切符をつかんだ。そのなかでも、チームメートから「秀才」と一目置かれる。

 朝は早い。毎朝6時に起き、自転車で30分かけて学校へ向かう。授業が始まる前に課題を済ませ、休み時間や昼休みもノートを広げる。部活でくたくたになっても、家での1時間の復習も欠かさない。

 小学生のころは勉強嫌いだった。

 中学1年のころ、最初のテス…

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