アビスパ福岡に漂う自信 今季初勝利は21年ぶりのガンバ撃破

金子智彦
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 (サッカー明治安田生命J1・19日、福岡3―2ガ大阪)

 「ヨッシャー!」

 開幕から5試合目での今季初勝利が決まると、福岡のベンチから選手、スタッフの勝ちどきが聞こえてきた。

 この試合まで3分け1敗だったが、試合の内容は決して悪いものではなかった。この日も、ガ大阪の弱点とみたサイド裏のスペースを的確に突く巧者ぶりを発揮した。「我々のやることはずっと変わらない。それが実ったんだ」と1ゴール1アシストのMFクルークス。福岡がJ1でガ大阪相手に勝利するのは2001年3月以来だった。

 5年ごとにJ1へ昇格しては、1年での降格を繰り返す「5年周期」のジンクスに昨季、終止符を打った。主力が多く残った長谷部体制3年目の今季は、持ち前の「堅守」をベースにJ1定着を狙う。

 攻撃陣はファンマ、補強した昨季J2得点王のルキアンにいまだゴールがなく改善の途上。だが、過去最高位の8位で終えた昨季の自信を後ろ盾に、地に足がついたような落ち着きを感じさせる。

 「リーグ戦8位以上、カップ戦ベスト4以上」を目標に掲げる今季。この日の勝利で星勘定を五分に戻した。「自分たちは五分、それ以上の目標に向かっている。きょうの勝ちで、また一つ階段を上れた」と指揮官。ぶれることなく、この1年を戦い抜く。(金子智彦)

 片野坂監督(ガ) 「入りの部分で集中しようと口を酸っぱくして言ったが失点し、非常に難しい試合にしてしまった」

 昌子(ガ) 「戦い方より失点後のチームの雰囲気、振る舞いが気になった。全体で盛り上げていかないといけない」