パラアーチェリー上山さん、世界選手権V報告 東大阪

編集委員・中島隆
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 大阪府東大阪市出身で、パラアーチェリーの上山友裕選手(34)が、2月末にドバイであった世界選手権の男子リカーブ個人で優勝し、同市から栄誉をたたえる「市長賞詞」が贈られた。11日に市役所を訪れた上山さんは「本当は東京パラリンピックで金メダルをとるつもりだったのですが、半年遅くなりました」と語った。

 同志社大でアーチェリー部に入った。大学卒業後、両足に原因不明のまひが生じたが、アーチェリーをつづけた。パラアーチェリーの国内外の大会に出場して好成績を残し、世界ランキング2位にまでのぼりつめた。

 だが、昨年9月の東京パラの個人戦で、1回戦敗退。「ものすごい重圧を感じてしまったのが敗因です」。東京パラ後、弓を引く指を放すことがなかなかできないイップス状態になったことも。

 アーチェリーの強豪、近畿大のコーチのもとで矢を放つフォームの改造に取り組んだ。世界選手権の出場者は、ほぼ東京パラと同じだったが、優勝できた。「1試合、1試合を大切に戦っていきます。それが(2024年の)パリパラリンピックにつながれば、うれしい」と語った。(編集委員・中島隆)