148年の歴史に幕 山陽小野田・津布田小で閉校式

高橋豪
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 山口県山陽小野田市西部の瀬戸内海沿岸にある市立津布田(つぶた)小学校が、今年度で閉校となる。1874(明治7)年に埴生(はぶ)小学校津布田分校として開校し、148年の歴史を歩んできた。20日に閉校式があり、全校児童38人や保護者、学校に関わりのある地域住民らがまなびやに感謝を告げた。

 市教委によると、津布田は近くに炭鉱があったことから栄え、戦後の分校時代には「日本一児童数が多い分校」と呼ばれた時期もあったという。1975年に津布田小学校となり、昭和後期には児童数が140人を超えることもあった。

 しかし少子化などで児童が減り、新年度の校区内の新入生は4人という。児童は4月から、約3キロ離れた市立埴生小・中学校にスクールバスで通う。

 閉校式の後には児童による感謝のつどいがあり、県出身の直木賞作家の故・古川薫さんが作詞した校歌を合奏した。代表であいさつした河口友翔君(6年)は校舎から望む瀬戸内海や地域住民との交流などの思い出を語った。「今まで学んできたことを胸に、津布田っ子であることを誇りに、次の埴生小・中でも学校生活を充実したものにしていきます」(高橋豪)