犬小屋なのに1千万円? 建設会社社長が愛犬とめざす「社会貢犬」
井石栄司
愛犬のために「究極の犬小屋」をどうぞ――。賃貸マンションなどを手がける進和建設工業(堺市北区)が高級犬小屋の開発に乗り出した。ターゲットは国内の富裕層。価格は150万~1千万円と、まさに「セレブ」なお値段だ。
同社の玄関を入ると、いきなり犬にほえられた。生後7カ月の秋華(あいか)ちゃん。子どものころから犬を飼っていたという西田芳明社長(70)が飼う3代目の秋田犬だ。
30年ほど前に社長になったとき、飼っていた初代の秋田犬は帰宅した西田さんを玄関まで出迎え、ペロペロなめてくれた。
「社長は孤独なもんなんです。癒やされました」
そんな西田さんが、世界で活躍する庭師の石原和幸さんと雑談する中で、究極の犬小屋づくりのアイデアを思いついたという。
屋内用と屋外用、それぞれに3グレード
「ヒト目線」と「イヌ目線」の融合とは?
さまざまな分野のプロフェッショナルが知恵を出し合った、高級犬小屋の構想とは。重視したのは「ヒト目線」と「イヌ目線」の融合だと言います。
海外には日本円で何千万円も…