【詳報】参院予算委で予算案可決、午後の本会議で成立へ
参院予算委員会は22日午前、新年度予算案に対する締めくくり質疑を行いました。採決を前に岸田文雄首相が出席し、野党からは立憲民主党の福山哲郎氏や共産党の田村智子氏ら「論客」が登場。新型コロナや原油高騰対策、ウクライナ情勢への対応など、論戦を追いました。
11:45
首相「状況が今とは違う」 安倍・プーチン外交問われ
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、共産党の田村智子氏は、2014年のクリミア併合後の安倍晋三元首相とロシアのプーチン大統領の外交を取り上げた。
ロシアがクリミアを併合したことを受け、日本を含む国際社会がロシアに経済制裁を科す中、安倍政権はロシアとの間で経済協力の交渉を進めた。
田村氏が当時の日本の対応を問題視したところ、岸田文雄首相は「当時は状況が今とは違っていた」と説明。その上で「ロシアが大規模に一般市民を巻き込む軍事行動を行っている。さらには原子力施設など重要施設に攻撃を行うなど、重大な国際法違反を積み重ねている。こういった事態と当時の状況は異なっていた」と語った。
12:30
参院予算委で予算案可決 午後の本会議で成立へ
2022年度予算案が自民、公明両党や野党の国民民主党の賛成多数で可決された。予算案は緊急上程され、午後の参院本会議で成立する。
22年度予算案は、総額107兆5964億円。社会保障費や防衛費が過去最大規模になったほか、新型コロナウイルス関連として医療提供体制の確保策などを盛り込んでいる。
11:25
首相「北方墓参は大変重要。元島民への思い、変わりない」
ロシア外務省が日本との平和条約交渉を「継続する意思はない」と発表し、北方四島への「ビザなし渡航」事業の停止も表明したことについて、岸田文雄首相は「北方墓参や自由訪問の取り組みは、人道的な見地から大変重要な取り組みであり、重視の姿勢はまったく変わらない」と強調した。
ビザなし渡航には、元島民らによる「北方墓参」や「自由訪問」などの枠組みがある。ロシアがビザなし渡航の停止を表明したことについて、北海道が地元の鈴木宗男氏(日本維新の会)が「ビザなし交流だけは継続してほしい」と述べ、首相の見解を求めた。
首相は「高齢になられた元島民の方々への思いに何とか応えたい。こうした思いは、いささかも変わりがない」と答弁。事業を重視する姿勢を示し、「だからこそ、今回のロシアの発表は不当なものであり、受け入れがたい」と訴えた。
10:25
岸田ノート、何冊たまった?
岸田文雄首相が昨年の自民党総裁選の際、直接聞き取った話をメモしているとして自ら示した「岸田ノート」。立憲民主党の白真勲氏が「この参院予算委員会の間に、ノートは何冊たまったのか」と質問した。
岸田首相は苦笑いを浮かべながら、「ボリュームとしては1冊ほどだが……」と答えた。そのうえで「貴重な提案をいただいた。内容は充実したノートになった」とも語った。
白氏は「10冊ぐらいためてもらいたかった。我々も提案型でやっている。我が党の主張は国民の声もある。もう少し耳を傾けてほしい」と注文をつけた。
10:05
総裁選演説、「拉致問題」なぜ抜いた?
岸田首相は、13日に行われた自民党大会の総裁演説で、歴代総裁が触れてきた「拉致問題」に言及がなかったことについて質問を受けた。立憲民主党の白真勲氏が「拉致問題は岸田内閣の最重要課題だが、なぜ抜いてしまったのか」と尋ねたのに対し、「いまご指摘を受けて私自身驚いた」と答弁し、予算委員会室にどよめきが起きた。
岸田氏は「(演説で)具体的に拉致問題について触れていなかったのかなとは思う」としたうえで、「北朝鮮問題を含め、拉致問題を含めて、国際情勢についての認識はしっかりと申し上げさせていただいた」と説明した。実際の13日の総裁演説では、ロシアによるウクライナ侵攻や日米同盟の強化については言及したが、「北朝鮮」「拉致問題」の文言はなかった。
白氏は、拉致問題に言及がなかったことについて「今までわからなかったって、自民党も拉致対策本部もどうなっているのか。本当に驚いた」と述べた。
10:00
ゼレンスキー大統領あす国会演説、岸田首相の反応は?
ロシアの侵攻を受けているウクライナのゼレンスキー大統領の演説が、23日夕に国会内で予定されていることについて、立憲民主党の白真勲氏が「今の段階でなかなか見えにくい部分もあるが、お気持ちを聞かせていただきたい」と、岸田文雄首相に質問した。
岸田首相は、ロシアに対する日本政府のこれまでの姿勢を強調し、ゼレンスキー氏の演説が「おそらくさまざまな期待や要望がわが国に対して行われるものであると想像する」と答弁。「さまざまな要望、期待の中で、我が国として具体的に支援をするとしたらどこまで具体的に対応することができるのか。これをしっかりと考えた上で、我が国の外交を進めていきたい」と語った。
09:50
萩生田経産相「さらなる節電協力のおねがいも」 電力逼迫で
政府が「電力需給逼迫(ひっぱく)警報」を出したことについて、萩生田光一経済産業相は「本日の電力需給の動向次第では、さらなる節電の協力をお願いする可能性もある」と述べた。
政府は21日夜、東京電力管内の電力需給が22日に非常に厳しくなるとして、電力需給逼迫警報を初めて発出。16日に発生した福島県沖を震源とする地震により一部の火力発電所が停止していることなどが原因で、企業や家庭に節電への協力を呼びかけている。
萩生田氏は「現在停止している火力発電所の中には、設備損傷により数週間から数カ月程度を要するものがあると事業者から聞いている」と発言。事業者に対し、早期復旧を求めていることを明らかにした。
09:40
5千円給付案に首相「さまざまな意見があることは承知」
政府・与党がコロナ禍の高齢者向け支援策として検討し、5千円程度を配る案が浮上している「年金生活者臨時特別給付金」について、立憲民主党の福山哲朗氏は「国民からも批判が大きいことは総理は理解されているのか」と追及した。
岸田文雄首相は「世論調査などでさまざまな意見があるということは承知している」と認めた。そのうえで、政府が実施してきた収入が低い住民税非課税世帯向けの臨時特別給付金10万円などを挙げ、「取り残されている方がいないだろうかという問題意識に基づく提案だと認識している」と必要性については理解を示した。その一方で、「今後の物価をはじめとするさまざまな状況の中で必要なのか、どう取り扱うのか、政府として検討していきたい」とし、「検討中」であることを強調した。
09:30
首相、渡航費や医療費「至急検討」 ウクライナ国民受け入れで
岸田文雄首相は、ロシアによる侵攻でウクライナを脱出したウクライナ国民について「人道的な見地からさらなる受け入れを考えていきたい」と述べ、渡航費や日本での医療費の支援についても前向きに検討する考えを示した。
立憲民主党の福山哲郎氏への答弁。首相は、受け入れや支援協力を表明した自治体や企業とも連携した上で「具体的な経費についてもどうあるべきなのか至急検討し、実行していきたい」と述べた。
政府は18日に初めて開いた「ウクライナ避難民対策連絡調整会議」で、今後は日本に家族がいなくてもウクライナ国民を受け入れ、宿泊先の提供や当面の生活支援などを行うことを確認している。
09:15
首相「日ロ関係への転嫁は極めて不当」 ロシア声明受け
ロシア外務省が日本との北方領土交渉を含む平和条約交渉について「継続する意思はない」とする声明を発表したことについて、岸田文雄首相は「今回の事態は、全てロシアによるウクライナ侵略に起因して発生しているものだ」と指摘。さらに「それを日ロ関係に転嫁しようとするロシアの対応は極めて不当であり、断じて受け入れることができない。日本国として強く抗議をする」と訴えた。
日本政府はロシアのウクライナ侵攻を受け、欧米の制裁に同調している。今回のロシアの声明は、日本の対ロ制裁に対する報復とみられる。今後の対応について、首相は「北方領土問題を解決して平和条約を締結するとの基本的な我が国の立場は、変わっていない」と強調した。
09:05
首相「暴挙に強い姿勢で臨む」 24日のG7に向け
岸田文雄首相は、ベルギー・ブリュッセルで24日に開かれる主要7カ国(G7)首脳会合に出席する意向を示した。ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、「G7の場で国際社会が一致結束し、今回の暴挙に強い姿勢で臨んでいるとの結束を示すことが大事だ」と強調した。
首相は、G7の中で日本が唯一、アジアからの出席であると説明。「今回のインド、カンボジア訪問を踏まえ、アジアの状況について、G7の会議でしっかりインプットを行いたい」とも述べた。
09:00
参院予算委の締めくくり総括質疑がスタート
参院予算委員会の締めくくり質疑が始まった。
質問者は以下の通り
9:00~9:12 山下雄平氏(自民)
9:12~9:48 福山哲郎氏(立憲)
9:48~10:24 白真勲氏 (立憲)
10:24~10:48 安江伸夫氏(公明)
10:48~11:12 浜口誠氏 (国民)
11:12~11:36 鈴木宗男氏(維新)
11:36~12:00 田村智子氏(共産)
※時間は質疑見込みの時間帯



































