「イチローさんのおかげ」で2打点 国学院久我山エース、投打に活躍

酒瀬川亮介
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(22日、第94回選抜高等学校野球大会1回戦、国学院久我山4-2有田工)

 昨秋の都大会は11だった背番号が1になった。国学院久我山の右腕、成田陸は堂々のマウンドだった。

 冬に磨いたスライダーが面白いように決まった。曲がりが遅く打者に近いところで鋭く縦に変化する。2点リードの七回無死一、二塁、外角低めにこの球を決めて三振を奪うと、なお2死満塁からも厳しいコースに投げきり、相手1番を二ゴロに仕留めた。

 昨秋は一塁手を兼ねていた。「全身を使えるようになり、春にかけて投手らしくなった」と尾崎直輝監督。本人も「変化球でも腕を振り切れるようになった」と成長を実感する。

 打者としても2安打2打点。昨年11月、臨時コーチとして学校を訪れた元大リーガーのイチローさんの指導を受けた。そのときにバットを振り切ることの大切さを教わったという。「詰まってもヒットになった。イチローさんのおかげです」(酒瀬川亮介)