過去最大107兆円超の新年度予算成立 追加経済対策検討へ
磯部佳孝
過去最大の総額107兆5964億円を計上した新年度予算が22日、参院本会議で自民、公明両党と野党の国民民主党などの賛成多数で可決され、成立した。参院選を見据える政府・与党は今後、ロシアのウクライナ侵攻に伴う物価高などの状況を見極めながら、追加の経済対策を検討する。
岸田文雄首相は予算成立後、記者団に「原油高など新たな危機が国民生活や企業経営を脅かしている。こうした状況にも機動的に対応していきたい」と語った。
予算は社会保障費や防衛費が過去最大規模となったほか、新型コロナウイルス対応の予備費に今年度と同額の5兆円を計上した。予算成立の時期は、最も早かった1999年と2000年の3月17日、14年の3月20日に次ぐ4番目の早さとなった。
当初予算は政権運営の柱だが…
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