講習受けずに運転免許更新 「ゴールド免許」の警察署長らを厳重注意
島崎周
福岡県警の50代の警察署長が1月、運転免許証の更新時に義務づけられている講習を受けずに更新していたことが、捜査関係者への取材でわかった。同じ署の交通課長(当時)が、講習を受ける必要がないと誤って署長に説明したためで、県警監察官室は2月上旬、2人を口頭での厳重注意としたという。
捜査関係者によると、署長は優良運転者に交付される「ゴールド免許」を所持していた。更新時には、警察署などで30分間の優良運転者向けの講習を受講しなければならなかったが、受けないまま更新手続きを済ませていたという。
県警に情報提供があり、発覚した。県警に対して、署長と課長はともに事実関係を認め、署長は厳重注意を受ける前に講習を受講したという。監察官室は「幹部として不適切な行為であり遺憾。再発防止に努める」としている。(島崎周)
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