自民党の林芳正外相(衆院山口3区)の後援会入会をめぐる公職選挙法違反事件で、山口県の調査チームは22日、県幹部職員の6割超が、この事件で辞職した前副知事=同罪で略式命令=を端緒として、後援会への勧誘の協力依頼を受けていたと明らかにした。
調査チームは、元山口地検検事正の高村七男弁護士と県職員で構成。同日、調査報告書を公表した。ほぼ「県庁ぐるみ」の勧誘の実態が浮き彫りになった。
調査チームは1月、部長~課長級の幹部職員321人を対象にアンケートを実施(有効回答は305人)。6割を超える195人が、後援会への勧誘行為を「依頼された」と回答し、このうち191人は、自分の部下などに再依頼していた、とした。
後援会への勧誘行為が「常態…
- 【視点】
「30年以上前から行われていた」と答えた職員もいたとのことですが、ちょうど私が山口に駆け出し記者として勤務していたのが30年前の1992年からです。 翌年1993年には自民党分裂、非自民の細川連立政権が発足しますが、自民党王国だった山