【40秒動画でわかる】ウクライナとはどんな国?歴史・民族・言語は

ウクライナ情勢

佐藤達弥
【動画】40秒でわかる!ウクライナってどんな国?
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 ウクライナは東をロシアに、西を欧州連合(EU)の国々に挟まれた、人口4千万人を超える国です。面積は日本の1・6倍、耕地面積は農業国フランスの1・8倍もあり、小麦などがたくさんできることから「欧州のパンかご」とも呼ばれます。国旗の空色・黄色の2色は、青空と小麦の黄色い畑を表しています。

 今の首都キエフに生まれた「キエフ公国」(キエフ・ルーシ)が10~12世紀に欧州の大国となり、同じ東スラブ民族からなるロシア、ウクライナ、ベラルーシの源流になりました。ルーシとはロシアの古い呼び方です。

 13世紀のモンゴルによる侵攻などで、キエフ・ルーシは衰退。その後に栄えたモスクワがロシアを名乗り、キエフ・ルーシを継ぐ国と称しました。ウクライナは東スラブの本家筋ですが、分家筋のモスクワが台頭して大きくなった、ととらえることもできます。

 ウクライナの一帯はその後、さまざまな大国に支配され、1922年にソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)ができると、ソ連を構成する共和国の一つとなりました。30年代にはソ連の圧制下で大飢饉(ききん)が起き、数百万人が亡くなったと言われています。

 86年にはキエフの北約110キロにあるチェルノブイリ原発で事故が起き、広い範囲の人たちに深刻な健康被害をもたらしました。ソ連が崩壊した91年に独立を宣言。その後、国内では親ロシア派と親欧米派が対立を続けてきました。

 ロシア系の住民が2割ほどいます。ウクライナ語が国家語とされていますが、ロシア語を話す人も多くいます。文法的には似ていますが、語彙(ごい)に違いがあります。(佐藤達弥)