山奥にぽつんとある能登空港 コロナ禍で低迷する搭乗率、打開策は?

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川辺真改
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 人里離れた山奥にぽつんとある能登空港石川県輪島市)。運営する県は、2003年の開港直前、航空会社に一定の運航便を確保させるべく、あるリスクを背負った。その点について、谷本正憲知事は、かつて朝日新聞のインタビュー取材でこう答えている。「1日2往復を確保する究極の選択」。その選択が、新型コロナ禍のいま、裏目に出ている。

 その空港は能登半島北部の「奥能登」の山間部に位置し、金沢市中心部からだと車で2時間弱の場所にある。「陸の孤島」などと揶揄(やゆ)された能登半島一帯を、空港をてこに振興させようと県が03年7月に開港させた。小松空港(同県小松市)に次ぐ県内2カ所目の空港だ。電車やバス、飛行機を乗り継ぎ約6時間かかっていた能登―東京間を約1時間で結んだ。

 開港直後から、全日空(ANA)の羽田便が1日2往復するのみ。小さな地方空港だが、他の空港同様、新型コロナウイルスの影響で利用減に直面。コロナ禍の影響を受ける直前の16年目が17万人だったのが、17年目には12万人、さらには18年目には3万人台にまで落ち込んだ。

 だが、能登空港に限っていえば、利用減もさることながら、もう一つの深刻な問題が今、浮上している。

 それは、県が地元自治体と共…

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