町工場生まれの「ボルトマン」 とぼけた表情で人気

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井上昇
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 20年以上前に町工場から生まれたキャラクター「ボルトマン」が、ロングヒットを続けている。ボルトやナットで表現されるコミカルな動きや表情が人気だ。今も展示会への出品を続けており、「ものづくりの楽しさを伝えたい」という制作者の思いは変わらない。

 3月中旬の夕方。愛知県弥富市にある鉄工所「友田工業」の片隅で、友田秀一さん(53)がボルトとナットを数本ずつ手に持ち、溶接を始めた。

 バチバチと火花を散らすこと約15分、「ボルトマン」が完成した。ボルトのねじ穴を目に見立てた、とぼけた表情が愛らしい。プロレス技をかける「格闘系」では、躍動感のある動きもボルトやナットだけで表現する。

 ボルトマンが誕生したのは1999年。生物学者をめざし大学院に通っていた友田さんが、父親の病気を機に実家の鉄工所で働き始めて4年後のことだった。

 エレベーター設備や看板の柱などを作る技術には自信があったが、なかなか一般の人に伝わらない。どうアピールすれば「友田工業」の名前を広げられるのか――。

 「鉄工所を身近に感じてほし…

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