第21回西へと2週間、駅のベンチで疲れ果て 先が見えぬウクライナ難民

有料会員記事ウクライナ情勢

ザーホニ〈ハンガリー北東部〉=野島淳
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 ロシアによるウクライナ侵攻から1カ月がたち、国外に逃れる難民は後を絶たない。すでに30万人以上が逃れた隣国ハンガリーでも連日、国境の町に大勢が押し寄せている。まだ見えぬ戦闘の終結に、受け入れ側も支援の長期化を覚悟する。日本のNGOも支援に乗り出している。

 ハンガリー北東部の人口約4千人の町ザーホニに19日午後、国境を接するウクライナから列車が着いた。大きなバッグを抱えた人たちが続々と駅のホールを埋めていった。応対するボランティアらが次の目的地への切符の購入の手伝いや休憩場所の案内などで、慌ただしく動き回っていた。

 ウクライナの首都キエフで経営学を学んでいた大学生カテリーナ・オコンコさん(22)は3日前に自宅アパートを出た。「自宅の窓から見えるところで爆撃があり、もう逃げないとだめだと思った」。スロベニアの親戚を頼るという。北東部スムイに住む母ら家族は後から追いかけてくる予定だったが、戦闘が激しく、まだ合流できていない。

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