東芝の会社2分割案、臨時株主総会で否決 計画は大幅見直しか

村上晃一
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 東芝が24日に東京都内で開いた臨時株主総会で、経営側が提案した、会社を2分割する計画が否決された。「物言う株主」とされる投資ファンドなど、過半数の株主が計画に反対した。この決議に法的拘束力はないが、分割に反対する株主側の勢いが強まることは必至。計画は大幅に見直される可能性が出てきた。

 今回の臨時総会をめぐっては、2分割計画を進めたい経営側と、東芝をいったん非上場化して経営再建するよう求める大株主が対立していた。筆頭株主の投資ファンド「エフィッシモ・キャピタル・マネージメント」など複数の大株主が会社分割への反対を表明していた。

 これとは別に、投資家の判断に影響力を持つ米議決権行使助言大手2社が、経営側が提案する2分割計画への反対を推奨していた。東芝の株式の約半数は海外投資家が持ち、2割超を「物言う株主」が握る。2分割計画への反対は、約3割を持つ国内の機関投資家にも広がったとみられる。

 この日の臨時総会の決議は、経営陣が株主の意見を確認するもので、法的拘束力はない。正式決定に向けて経営側は、2023年の定時株主総会で拘束力がある決議を求めるとしていた。ただ、今回の否決で、分割に反対する株主側は勢いを強めるとみられ、計画が大きく見直される可能性がある。(村上晃一)