「動物保護活動を職業にする」 坂上忍さんが語る番組卒業と動物福祉

有料会員記事

聞き手・太田匡彦
[PR]

 平日昼の情報番組「バイキングMORE」(フジテレビ系)の司会を長年にわたって務めてきた俳優の坂上忍さん(54)がこの春、番組を卒業します。犬や猫の保護活動に注力するためといいます。坂上さんは千葉県内に購入した約1万5千平方メートルもの土地に、私財を投じて動物保護施設(保護ハウス)を建てるなど、保護活動はライフワークになっています。番組卒業を前に、保護活動にかける思い、動物福祉(アニマルウェルフェア)向上に向けた課題などを聞きました。

バイキング卒業を決めた理由は

 ――「バイキングMORE」を卒業し、番組自体も終了すると発表されました。どのような決断だったのでしょうか。

 動物たちのための「保護ハウス」の建設がコロナ禍で思うように進まないなか、2020年9月からバイキングの放送時間が約3時間に延びました。打ち合わせや下調べにかかる時間が増えることまで考えると、体力的にも気力的にも、バイキングを続けながら保護活動ができるのだろうかと思うようになりました。

 動物の世話などは雇用するスタッフに任せ、僕自身は実務を離れて運営だけを担おうとも考えたのですが、その状態を、たぶん自分は後ろめたく感じる。現場で実務にあたるなかで、保護活動を持続可能なものにしていく新たなアイデアも生まれるかもしれない。そんなふうに考えた結果、少なくとも月の半分は保護ハウスのためにスケジュールを空けようと決めました。そうすると物理的に、バイキングを卒業するしか選択肢がなかった、というわけです。

 ――いつごろ卒業を決めたのでしょう。

 もともと14年にバイキング…

この記事は有料会員記事です。残り2751文字有料会員になると続きをお読みいただけます。