「戦争が目を覚まさせた」 NATOもEUもG7も 結束の緩み一変

有料記事ウクライナ情勢

ブリュッセル=高野遼 野島淳、金成隆一 ブリュッセル=小野甲太郎
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 ロシアのウクライナ侵攻は、急速に欧米を結束させている。24日にベルギー・ブリュッセルに集結した首脳らは北大西洋条約機構(NATO)、主要7カ国(G7)、欧州連合(EU)で立て続けに会議を開き、連帯を強調する。

 24日に開かれたNATOサミットは、ロシアに対抗する態勢の増強を決めた。

 ブルガリア、ハンガリー、ルーマニアスロバキアの4カ国に新たに常設の多国籍部隊を配備する。「前線」となるバルト海から黒海までの8カ国にNATOが戦闘部隊を置く。さらに、NATOは「長期的なプラン」の検討にも入る。

 バイデン米大統領はサミットを終え、「我々が一丸となってNATOの領土の隅々まで守り抜くという強い意思表示だ」とする声明を出した。

 冷戦終結により、旧ソ連を中心とするワルシャワ条約機構という「仮想敵」を失ったNATOには結束の緩みも目立った。「米国第一」を掲げたトランプ政権は同盟国との関係を軽視。2019年にはマクロン仏大統領が「NATOは脳死状態」と言うほど、欧米間の溝は深まった。

 ロシアのウクライナ侵攻は状…

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