防災マップコン、小浜・雲浜小学校が入賞

佐藤常敬
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 子どもたちが町を探検しながら身近な危険を調べて地図にまとめる「第18回小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」(日本損害保険協会、朝日新聞社など主催)で、福井県小浜市立雲浜小学校の4年生のチームうんぴんが「わがまち再発見賞」を受賞した。

 コンクールには、全国の小学校や子ども会など371団体から971作品の応募があった。同校4年生の43人が作った防災マップは、入賞の22作品の一つに選ばれた。

 雲浜地区は、小浜湾や河川に囲まれ、県の津波浸水想定でも危険度が高くなっている。児童たちは下校中に地震が発生し、津波が来る想定で避難訓練を実施。避難に必要な情報を地図にまとめた。

 地図には、学校周辺の避難ビルの高さを立体的に表現した。また、安全な場所が直感的に分かるようにしたり、行動に時間がかかる1年生が避難する時の所要時間などの情報を落とし込んだりした。審査では「実際に訓練をした上で得た自分たちの視点や気づきを避難情報に入れている」などと評価された。

 松島紗楽さん(10)と松井理さん(10)は「受賞できて、うれしかったです。もしもの時に備えることの大切さを地図作りを通して学びました」と話した。(佐藤常敬)

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