米政府が21日、ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャに対する国軍の迫害を「ジェノサイド(集団殺害)と人道に対する罪」と認定したことに対し、ゾーミントゥン国軍報道官は24日の記者会見で、「国軍は集団殺害に関与していない。米国の言うことなど全く気にかける必要はない」と組織的な関与を否定しつつ、「兵士個人による犯罪だったかもしれない」と述べた。
ロヒンギャに対する国軍の行為をめぐっては、ジェノサイド行為があったとしてミャンマー政府が国際司法裁判所(ICJ)に提訴されている。2019年には、現在国軍に拘束されているアウンサンスーチー氏が国家顧問として出廷し、「国際人道法を無視した過剰な武力行使があったことは排除できない」と証言していた。
国軍の統制下にあるミャンマ…
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