「まだまだやりたいことが」 宇野昌磨、揺るがぬモチベーション

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吉永岳央
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 フィギュアスケート世界選手権の第2日は24日、フランス・モンペリエであり、男子ショートプログラム(SP)は北京五輪銅の宇野昌磨トヨタ自動車)が自己ベストの109・63点で首位発進した。

 珍しい宇野の姿だった。滑り終えると、跳びはねるようにして喜びの感情をあらわにした。「練習通りの演技ができた」。確かな成長の実感があった。

 冒頭、4回転フリップで3・46点の加点を引き出すと、銅メダルだった北京五輪個人戦でも決められなかった4回転―3回転の連続トーループを成功。スピン、ステップは全て最高の「レベル4」をマークし、5項目の演技構成点も全て9点台(10点満点)に乗せた。

 109・63点。ネーサン・チェン(米)、羽生結弦(ANA)に次ぐ、世界歴代3位の高得点だった。

 五輪から約1カ月後の世界選手権は、モチベーションを保つのが簡単ではない。実際、今回の日本代表の中にも「何を目標に頑張ればいいんだろうとすごく考えてしまった」と漏らす選手がいた。

 ただ、宇野は違う。

 「もっともっと自分は成長す…

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