気分だけでも「海外旅行」 長引く渡航制限、国内でぜいたくお泊まり

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初見翔
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 コロナ禍で海外旅行など長期旅行が難しい中、代わりに近場の高級ホテルでのんびり過ごす人が増えている。「ステイケーション」とも呼ばれる新たな過ごし方で、ホテル業界や旅行業界は新婚旅行など需要の掘り起こしに本腰を入れている。

 国会議事堂にほど近いホテル「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」では、人気の海外リゾート地への旅行を映像で再現した「バーチャル旅行」プランが好調だ。2月から始めたイタリア旅行のプランでは、客室のテレビ画面で観光地を巡る映像を楽しみながら、観光都市ミラノの高級ホテル「エクセルシオール」のシェフが監修したコース料理を味わうことができる。

 約50分の映像は、飛行機が飛び立つシーンから始まり、ミラノの大聖堂(ドゥオーモ)やスカラ座などの名所を散策する様子が旅行者の目線で映し出される。

 これまでに販売してきたスペインや米ハワイのプランも好評で、いずれも予定していたキャンペーン期間を延長した。スイートルームの料金はペアで1泊13万円台からと高めだが、昨年1月の発売から延べ300人ほどが利用した。

 芝田尚子・総支配人は「これまではビジネスで利用される人が多く、宿泊プランをつくる必要がなかった」と話す。約8割を占めていた訪日外国人客を見込めなくなり、出張や旅行の自粛で遠方からの日本人客も激減した。そこで、首都圏や近場の利用者を取り込めるようなプランを考案。ほかにもホテル内のサウナを楽しめる「サウナケーション」など約30種類のプランをそろえた。

フロア丸ごと貸し切り

 皇居近くにたたずむ星野リゾ…

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