地震の備え、「ついで防災」で無理なく パニック防ぐ心構えも

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中井なつみ 森本美紀 石川友恵
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 大きな地震に襲われたとき、自分や家族の身を守るための備えはどうすればよいでしょうか。転倒などして危険を及ぼしそうな物の点検やパニックにならない心構え、家族との連絡方法などを専門家に聞きました。(中井なつみ、森本美紀、石川友恵)

 危機管理アドバイザーの国崎信江さんは、引っ越しや部屋の模様替え、掃除などのタイミングで家具の配置などを見直す「ついで防災」を提唱する。「防災というと特別なことを意識しがち。でも、日常的に安全な環境を整えることが大切です」と話す。

 たとえば寝室で、高い場所から落ちてくるもの、倒れるものがないかを確認する▽大型家具は固定する▽ガラスを拭いたあとは飛散防止フィルムを貼る▽玄関など扉の近くには物を置かない▽はだしで使う洗面所や浴室には、割れるものを置かない――といった具合だ。

壁掛け時計や写真立て、ガラス製なら…

 重要なのは、避難の動線上に…

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