約30年前の教諭わいせつ、札幌市教委の意識不足指摘 第三者報告書

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芳垣文子
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 約30年前に教え子の女子中学生にわいせつ行為をしたとして、札幌市立中学校の50代男性教諭が懲戒免職になった問題で、札幌市教育委員会が第三者による検証報告をまとめ、25日公表した。生徒だった石田郁子さん(44)は2016年2月に性暴力の被害を訴え出たが、処分は5年後の21年1月。報告では市教委の体制不備や性被害への意識不足を指摘。早期に専門家へ相談する必要があったとした。一方、石田さんは「抽象的な内容で、再発防止につながるかは疑問だ」と話す。

 検証は札幌弁護士会が選んだ弁護士2人が実施。市教委の資料などを調べ、関係者から事情を聴いた。ただ教諭からは協力が得られず、聴取はできなかった。

 13ページにわたる報告書では、2016年に石田さんが性暴力の被害を訴えた際の問題点が次々に指摘された。

 市教委は同年2~7月に石田…

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