第2回死後の世界を生きる 「人生に詰んだ」私が目指すユーチューバー

有料会員記事

[PR]

それぞれの最終楽章おひとりさまとして(2)

フリーテレビディレクター 中村有里さん

 「あなた、かっこいいわよ! ぜひユーチューバーになって、自分のこと話してほしいなぁ。それで勇気づけられる人、絶対いるよ」

 今年1月、我が家に訪れた「地域包括支援センター」の調査員は、私の話に耳を傾けた後、そんな感想を口にした。年上の女性で初対面だったが、古い友人のように親しみやすかった。

 私は54歳、未婚で独居、フリーのテレビディレクター。乳がん告知から18年目、再発して8年目になる。今は腫瘍(しゅよう)が皮膚の外へ出て、肋骨(ろっこつ)の上に鎧(よろい)状の硬結があり、体が動かしづらい。最近受診している医師は「今は死後の世界を生きているようなもの」と言った。「元気なうちに介護保険を申請しておいた方がいい」とも。

 この時初めて、65歳未満の…

この記事は有料会員記事です。残り1618文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら