「神武さまのおすそわけ」いかが? 宮崎から和菓子の新商品
大野博
「神武さま」と地元で呼ばれ親しまれている宮崎神宮の大祭・御神幸祭を全国的に知ってもらおうと、宮崎商工会議所は、宮崎市内産の二つの和菓子を「神武さまのおすそわけ認定商品」に選んだ。ともに4月15日から発売されるもので、今月15日に宮崎神宮に奉納した。
二つの和菓子は「玉依姫(たまよりひめ)抹茶大福」と「さちつつみ」。玉依姫抹茶大福(1個税込み180円)は、新富町産の無農薬栽培の抹茶を皮と餡(あん)に練り込んでいる。製造・販売元の「御菓子司上野」の三代目、上野正貴さんは「地域を代表するお菓子をめざし、地産地消にこだわって、宮崎のすばらしさを全国に発信していきたい」と話した。
さちつつみ(同324円)は、外側がどら焼きの皮、中身は求肥(ぎゅうひ)でつつんだジャム。ジャムの種類は、かんきつ類の「せとか」、マンゴーなど、季節によって変わる。「おかし屋さんhapihapi」の浜本悟史代表は「県内の農業生産者の皆さんと力を合わせて縁起の良いお菓子をつくっていきたい」と抱負を語った。
「神武さま」は神武天皇をたたえ、五穀豊穣(ほうじょう)を祝う秋の大祭で、みこしや稚児などの華やかな行列が宮崎市の街を彩る。(大野博)
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