フィギュアスケートの世界選手権は26日、フランス・モンペリエで男子フリーがあり、北京五輪銅メダリストの宇野昌磨(24、トヨタ自動車)が202・85点をマークし、世界歴代3位となる合計312・48点で初優勝した。2位は北京五輪銀の鍵山優真(18、オリエンタルバイオ・星槎)。25日は女子フリーがあり、北京五輪銅の坂本花織(21、シスメックス)が世界歴代6位となる合計236・09点で初優勝を果たした。
日本勢の金メダルは、男子は2010年の高橋大輔、14、17年の羽生結弦に続く3人目。女子は9度目で史上6人目。2014年大会を制した浅田真央以来、8年ぶりとなる。日本勢の男女同時優勝は、8年ぶり3度目。
今大会は、北京五輪の女子金、銀メダリストを含む強豪のロシア勢は出場できなかった。
冒頭の4回転ループが金メダルへの号砲だった。4点台の高い出来栄え点(GOE)をたたき出し、勢いに乗る。後半にミスはあったが、手応えは十分。宇野昌磨は何度もうなずいてリンクを降りた。
フランスは思い出の場所でもある。だから、「僕の分岐点。再びこの舞台で素晴らしい成績を取れたことに感謝しかない」と語った。
2018年平昌五輪で銀メダルに輝いた後、宇野はもがいた。
「とらわれたくない」と言っ…
- 【解説】
宇野選手おめでとうございます。 今シーズンが始まる前の7月アイスショーの練習でフリーのボレロをカメラで追わせてもらいました。本当にハードなプログラムになっていて、とくに最後のステップはパワーとコントロールが必要だなと感じました。しかもジャ
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