「元気もらえる」「感動した」 若隆景の初優勝に地元・福島も歓喜

有料会員記事

飯島啓史、酒本友紀子
[PR]

 福島市出身の若隆景(27)=本名・大波渥=が27日、大相撲春場所で初優勝を果たした。福島県力士として50年ぶり、新関脇としては86年ぶりという快挙に地元は歓喜に包まれた。

 JR福島駅西口の大型ビジョン前では、後援会員や市民ら200人以上が勝負の行方を見守った。結びの一番では敗れたが、その後の優勝決定戦は土俵際の粘りで勝つと、大きな拍手と歓声が起きた。

 父の大波政志さん(54)は「こんなに早く優勝してくれ、立派だ」と満面の笑み。前夜、「大阪まで来てほしい」という本人の希望が親方から伝えられたが、福島で観戦する予定を変えなかった。「優勝する姿を見せたかったんでしょう」と思いやった。

 若隆景の後輩になる学法福島高校相撲部の阿部佑磨さん(16)は「『危ない』と思ったけど土俵際で耐えて、巻き返した。すごい力士。誇らしい先輩です」と目を輝かせた。若隆景を指導した相撲部顧問の二瓶顕人さん(36)は「入学当初は60キロしかなく、人並みじゃない努力があったはず。感動した」と目を赤くした。

 昨年発足した後援会の会長を務める渡辺博美・福島商工会議所会頭は「災害やコロナで心が折れそうな地元の人たちが元気をもらえる」と語った。

 県出身力士の優勝は時津山=いわき市出身=、初代栃東=相馬市出身=に続いて3人目で、1972年の栃東以来となる。(飯島啓史、酒本友紀子)

「大関になるんだろう?」帰ってきた答えは

 元小結の祖父、若葉山を越え、新関脇として今場所に臨んだ若隆景。元幕下力士で父の政志さんは「隙がない。悪いクセを修正してきた」と好調の理由を分析した。上体が起きてしまう悪いクセが見られなくなったという。

 小学3年から中学時代までの…

この記事は有料会員記事です。残り363文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【7/11〆切】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら